腸の専門家である黒田祐・ユースマインド営業本部長が、皆様の腸をチョー元気にするための秘訣をご紹介していきます!

「キャンプといえばカレー!」といわれるくらい、カレーはポピュラーな野外料理。
飯盒でご飯を炊き、カレーを作って食べる。大自然の中で食べるカレーは格別です。
ただし、一度に大量に作って「2日目のカレー」を楽しもうとすると、まだまだ暑いこの時期はカレーによる食中毒が頻発します。
何故かと言うと、腸内で猛威を振るう有害菌は、夏から秋まではカレーを煮沸しても死なず、活発になりやすいからです。
この菌の正体は、ウェルシュ菌といいます。
ウェルシュ菌の厄介な性質
皆さんの腸の中には必ず悪玉菌がいますが、その悪玉菌代表が、ベイヨネラとウェルシュ菌で、ウェルシュ菌が腸内で増えると、腹痛と下痢をくり返します。
また、このウェルシュ菌は食中毒も引き起こす厄介な菌で、一度に大量の調理を行うキャンプや給食施設などで発生することが多く、カレーによる集団感染をよく引き起こしています。
何故かと言いますと、熱にめっぽう強い菌だからなのです。
ウェルシュ菌は、芽胞(がほう)というバリアで自らを覆い、この芽胞は熱に強く、100℃で1時間加熱しても死なずに生きています。
そしてカレーが50℃前後に冷めると芽胞が芽を出して急速に繁殖を始め、10分後には2倍、30分後には8倍、2時間後には4096に…。
8時間後には、なんと281兆倍にも増殖するので、昨日までの美味しいカレーが「食中毒カレー」に変貌してしまいます!
つまり、カレーを大量に煮込み、とろみがついていると、温度はゆっくり下がるため、ウェルシュ菌が繁殖する絶好の条件になるのです。
ウェルシュ菌を殺すには?
では、このウェルシュ菌を殺すにはどうしたらよいのか?
実は、この菌は酸素に触れると生きることは出来ません。具体的には、以下のことを心がけると大丈夫です。
- 加熱調理後に平たい容器に小分けし、温度を早く下げる。
- 再加熱は、よくかき混ぜる(酸素に触れさせる)。
- 保存は冷蔵庫で行い、食べる前に再度加熱する。
- ビンなどの密閉容器は空気に触れないので避ける。
そして、ハタ乳酸菌を服用すること!
結のぞみ病院(大阪府富田林市)での腸内細菌検査で、ハタ乳酸菌3か月服用後に、腸内の悪玉菌代表・ウェルシュ菌をなんと1/10に減弱させた事例があります。
カレーやシチュウを沢山作って、次の日も食べるときは、是非ハタ乳酸菌を飲んで予防してください!
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
ユースマインド 黒田祐