青菜とゴマとくるみとわたし


 

冬は青菜がとびきりおいしい。
澄んだ空気の中にピンとはる、元気な緑が美しい。

最近、野菜も青菜も食べれていない。
忙しさにおわれるうちに、冷蔵庫は空っぽになってしまった。
どこかからだに緑が恋しい。
このままじゃまずい。と思っていた矢先に、美味しそうなニラを手に入れた。
 

ニラといえば、チヂミに餃子に、中華ベースが美味しいけれど
今回は、黒糖ベースの青菜の胡麻和えが食べたいな。

すっからかんな戸棚には、沖縄土産でいただいた黒糖が残っていた。
大さじ一のゴマをフライパンでかるくいる。
パチパチと跳ねたらゴリゴリ擦って、黒砂糖、醤油を小さじ一ずつくわえる。
 

今日は少し甘めが食べたい気分だったので、そこからすこーしずつ、黒糖を足しては味見をした。そろそろ味も整ったかなと思いきや、そういえばと、食器棚に眠るくるみを思い出す。

くるみは脳にいいのだという。
砕いて、すり鉢に入れて、また味見。
 

沸騰したばかりの小鍋に、ニラをざぶんと放り込む。鍋の中、機嫌よくまわるニラを引き上げる。一束取り出して、また味見。

旬の甘みはおいしいなあ。このままでは食べ切ってしまうので、心を制してざるにあげる。軽く絞って一口大に切ったのなら、わたし好みの胡麻衣にそっと和える。

これぞ、青菜の胡麻くるみ和え。
わたしのあたらしい十八番メニューのできあがり。
 


 
お寺でいただいた、紅色の食用菊をとなりによそう。深い緑に、鮮やかな紅色が美しい。

仕上げに「サラダにかけるハタ乳酸菌」をふりかける。

美しいご飯は、目にも脳にも腸にも優しいのだ。
いただきます。
 


 
あーおいしい。
青菜とゴマとくるみとわたし。
味見のしすぎか美味すぎたのか、わたしによって、彼らはあっという間になくなった。

 


 

舞子 maiko

 
からだとこころにとびきりよく効く
おいしいごはんしか食べたくない!
そんな野望にあふれながらも、らくちんなレシピが大好き。
そんな愛あるくいしんぼう
MAIKOSHOKUDOのレシピエッセイです。
季節ごとに気まぐれに、ごはん教室も開催中。
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