ありのままのわかめサラダを。


 

少し前に祖母の姉から、

新わかめを買ったから、送ります。

という連絡とともに、我が家に新わかめがやってきた。
 

封を開ければ、ぎゅっとした海の香りが鼻をかすめる。

大粒の塩につけられた、荒々しい海の気配。

手にこびりついた塩を舐めれば、顔をしかめるほどに塩辛い。

丁寧に水で洗って、塩気を抜いて、
海で悠々と揺れていたであろう巨大わかめをざくざくと切る。

ぬるりとした鮮やかな緑。

水にそよげば、うっすらと透ける。

思わず口に放り込めば、
みずみずしい海の恵み。

ふうと一息。

なんだかとっても、ほっとする。
 

世間では、コロナウイルスが蔓延中。

なるべく必要最低限は、外に出ないようしよう。
と、決めた私たちにとって、どこかなつかしい海辺の香り。

お味噌汁に入れるのも、ごはんに混ぜ込むのもいいけれど、
今日は潮の香りを楽しもう!

ということで、今日は新わかめのフレッシュサラダを。
 

以前、カットわかめしか見たことがない友人が、生のわかめを見て驚いていた。

わかめってこんなに大きいの。と、絶句しながら

そのままに近い状態を見れるってある意味幸せなことだよね。
と、いうから、深く頷いた。
 

純度の高い、そのままの食材が宿す、安心感ってあると思う。

こんな時ほど、体に染み渡る、ありのままのものが食べたい。

一体いつ落ち着くのかな。と思いながらも、今日もサラダを口に運ぶ。

サラダにかけるハタ乳酸菌を振りかけて。

元気であれる、今の日々に感謝しよう。
 



 


 

舞子 maiko

 
からだとこころにとびきりよく効く
おいしいごはんしか食べたくない!
そんな野望にあふれながらも、らくちんなレシピが大好き。
そんな愛あるくいしんぼう
MAIKOSHOKUDOのレシピエッセイです。
季節ごとに気まぐれに、ごはん教室も開催中。
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